日本円が崩れるとき(3)
平野 浩
現在は、超低金利ですからいいとしても、金利が日本の通常金利の5〜6%になったらどうなるでしょうか。国債残高の389兆円の5%は19兆4500億円――毎年それだけの額が金利のの支払いだけで必要なのです。これに償還分を入れると、30兆円が元利払いのために消えることになります。本当にこのような支払いができるでしょうか。
よく日本は世界最大の債権国であり、1400兆円の個人金融資産があるから大丈夫だなどといわれます。しかし、それは「日本は経済破綻しない」という条件があるからいえることであり、日本国民のひとり一人が「日本はダメだ」と思った瞬間、1400兆円の個人金融資産は日本を壊滅させる一大凶器と化してしまうのです。
なぜなら、それらのお金は一斉に日本から逃げ出すからなのです。その動きはすでにはじまっているのです。国内のお金持ちは円資産の一部を海外資産へと分散をはじめています。今までであれば、円高になるとこの動きは沈静化して元に戻るのですが、最近は円安傾向に振れており、外貨買いが膨らんでいるのです。怖いのは、これに加速がついてくることです。
そうなったら、一斉に「円の大脱走」がはじまると木村氏は指摘します。そうなると、円は大暴落し、その瞬間に金利は高く跳ね上がるはずです。これがキャピタル・フライトです。
このような重大なリスクを日本は抱えています。海外からみると、日本は経済的にきわめてリスキーな国なのです。
自分が最も尊敬する平野浩さんの原稿を掲載しました。
世の中はペイオフ対策で盛り上っていますが、実はペイオフ対策よりも円が価値崩壊することの方がリスキーなのです。
個人でも手軽に対処できる方法をウイムと一緒に考えて見せんか!?
皆様が思っている以上に日本国の財政赤字は増え続けているようです。
キャピタルフライトが来るかどうかはご自身で判断下さい。
ご参考に「リアルタイム財政赤字カウンター」http://www.kh-web.org/fin/をご紹介いたします。
松井信夫

