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2006年04月03日
FPになったゆで蛙!(1)
FPになったゆで蛙!(1)

熱湯の鍋にカエルを入れると、その熱さに驚き
飛び出すそうである。しかし、鍋を水から暖め
ると、その心地よさにゆで蛙となり死んでしまう。
ちまたでは、変化に目覚めない損害保険代理店
のことを「ゆで蛙」と言う。
これから私が書こうとしているのは世間知らずで
無鉄砲、勇気と無茶の区別がつかぬまま鍋の外に
飛び出したはみ出し蛙のたどった道のりである。
― ぬるま湯での迷想 ―
彼は大手損害保険会社の特級一般代理店店主である。彼は前から悩んでいた。
損害保険の主力商品が自動車保険であるならば、顧客の為には事故処理のプロになるのが一番である。その道のプロとは法律で認められた「弁護士」か非合法の「○○」である。とうてい彼には弁護士になる頭もなく、○○になる勇気もない。そこで、彼は隣接業界の生命保険に逃げ道を求めた。生命保険販売ならば事故処理を武器にすること無く、楽しく仕事が出来るのではないかと…?
でも待ち受けていたのは、損害保険では考えられないGNP(義理・人情・プレゼント)攻勢と、"お金に愛を込めることは出来ませんが、保険には遺族への愛を込めることが出来ます"などと言う人の優しさに付け込む新興宗教のような勧誘の世界と、「この保険に加入頂ければ△△万円節税できます」と言う脱税指導のような営業であった。
彼の根底には、保険には"夢"が無く、人の不幸を商売にしている後めたさがあったようである。しかし、彼は保険の合理性と必要性は誰よりも良く理解していた。
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