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アメリカ年金基金の動き


ウイム情報2月号

≪アメリカ年金基金の動き≫


松井家は今、受験の嵐の真只中にいます。長男が大学受験です。

僕の場合エスカレーターで進学できたので、受験戦争らしい試練は受けていません。

未経験の分野に挑戦する息子を見ているとたくましく思えて来ます。

カンゼンに親バカです!!!

さて、アメリカの年金基金で一番大きな公的年金機関が「カリフォルニア州年金基金」別名“カルパース”です。

普通アメリカの年金基金は、一度投資すると10年ぐらいは持ち続ける長期投資家です。

そのカルパースの運用方針が、今後の市場に大きな影響を与えるのは誰でも想像がつくと思います。

また、彼らは年金運用のリーダー的存在で、米国内のみならず世界中の年金運用に影響を与えると言われています。

では、彼らの資産配分戦略を見ていきたいと思います。

米国の年金基金ですから、普通ならば米国債を大量に保有していると思うのが常ですが、なんと、債券全体でたったの25%程度しか保有していません。

これに対して、日本最大にして世界最大でもある超巨大年金組織「年金積立金管理運用独立行政法人」

通称GPIF(総運用資産残高162兆円)が目標としている資産配分は、現在、国内債券67%、国内株式11%、外国債券8%、外国株式9%、短期資産5%です。

国内債券すなわち安全資産に偏っているように見えます。

しかし、平成16年度末までは、国内債券79%、国内株式8%、外国債券4%、外国株式5%とモット保守的でした。

特に、外貨建資産については倍増させ、多少は積極的な運用を目指していることがうかがえます。  

貴方は、変化してますか、、、、(^^;

ではもう一度、カルパースの配分を詳しく見て行きましょう。

米国債を中心とした安全資産と認識されている債券への投資比率が25%、米国株式への投資比率は40%、米国以外の国の株式への投資比率が20%、

つまり合計で総資産の60%は株式で保有している計算になります。

そして、残りの15%は不動産や企業買収ファンドなどへの投資です。

全体としては、かなりアグレッシブ(積極的)な資産配分を行っています。

しかも安定的な運用が求められる年金基金が、その大半を株や不動産などのリスク資産で運用している点は意外だと思われたと思いますが、これが世界の常識になる日が来るかも知れません。

実は今回このカルパースが2007年度より10年かけて、110億ドルをエネルギー原材料の商品指数へ投資すると言うのです。

もともと世界の株式市場の10分の1以下しかない商品市場にこの資金が流れ込んだらどうなるのでしょうか?

また、世界最大級の日本の年金組織が、リスク金融商品の運用を少し増やしたらどうなるのでしょうか?

先は誰にも読めませんが、預貯金や国債だけの運用では物価上昇に負けるリスクが有るのは感じ取れると思います。

今回は間に合いませんでしたが、来月には、冊子『資産運用の王道』が完成します。       

次回必ず同封しますので、楽しみにしていて下さい。                

松井信夫

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