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保険に加入する行動ファイナンス


ご存知の方も多いと思いますが、弊社の原点は損害保険です。
運用と保険は関係ないように思いますが、実は非常に深い関係があるんです。
今回は人間の投資行動から保険と運用を考察してみたいと思います。
『多くの方は生涯で数百万円以上の保険料を平気で注込むが、運用面では1円でも元本を割るのが嫌い』このような人間心理に迫ってみます。
人は時として合理的に欠ける選択をします。そのことに注目し、心理学の視点から投資行動を説明しようとする学問が行動ファイナンスです。
米国で発表された論文にそって実験にご参加頂き、皆様の投資行動を顧て下さい。

貴方は下記の何れを選択しますか?

実験?T 【得する場合の選択】

選択肢(1): 80%の確率で100万円を得られるが、20%の確率で何も得られない
  選択肢(2): 100%の確率で75万円が得られる
  貴方が選んだ選択肢は        
  80%の人は(2)を選択します
  <(1)の最大収益額は80万円(100万円×0.8+0×0.2)>
  <(2)の最大収益額は75万円>

収益額だけを追求するのであれば(1)を選択するはずであるが、80%の人が(2)を選択した。
人は得する局面ではリスクを強く意識し、期待出来る増加収益5万円を放棄して利益を確定する。
つまり、儲けを求める場合は賭けをしない(リスクを受入れない)。


【人は運用する場合は元本保証を強く望む傾向がある】

実験?U 【損する場合の選択】

選択肢(3): 80%の確率で100万円を失うが、20%の確率で何も失わない
  選択肢(4): 100%の確率で75万円を失う
  貴方が選んだ選択肢は        
  92%の人は(3)を選択します。 
  <(3)の最大損失額は▲80万円(▲100万円×0.8+0×0.2)>
  <(4)の最大損失額は▲ 75万円>

少しでも損失を少なくしたいと思うならば損失が少ない(4)を選択するはずであるが、結果では92%の人々が(3)を選択する。損失をこうむる局面では、損失額を5万円減らすよりも、「もしかしたら損失が0で済むのではないか」と考え、不合理な賭けを行なう。


【人は損害をこうむる恐れがある場合は保険料という名の賭金を支払う】

以上のことからわかるように、人は損失(損害)には過剰に反応し賭けに出る。(現実には保険に加入する)運用に対しては不合理な元本保証という行動で対応しようとする。
しかし、預貯金であっても絶対的な元本保証の金融商品は存在せず、運用面でもリスクを利用する知恵が本来必要となる。
預貯金の隠れたリスクの検証と、株・投資信託等のリスク商品との付合い方を学びに、お近くのウイムセミナ一に是非ご参加下さい。
松井信夫


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